徳田正彦(三代徳田八十吉)作 壺 買取致しました

この作品について

初代徳田八十吉の孫である徳田正彦は1988年に三代 徳田八十吉を襲名する以前は正彦の名で数々の作品を世に送り出しておりました。
初代に師事を仰ぎ生み出された鮮やかな群青色のグラデーションが特徴の作品たちは国内に留まらずに海外でも高い評価を得られました。
九谷焼の作家の中でも特に人気が高く、大振りな作品や出展作などはコレクター界でも探している方も多くかなりの高額で取引される例も少なくありません。
今回買い取らせていただきましたこちらのお品物は一点ものにはなりませんが、独自の技術で生み出される採油磁器は2つと同じ柄の物はございません。
また初代と同じく人間国宝に認定された正彦ですが、惜しくも2009年にこの世を去ってしまいました。
しかし正彦が残した作品達の輝きは時代を経ても失うことを知らず、見る人達を魅了し続けております。
他の九谷焼は通常800度で焼成されるものがほとんどですが、徳田八十吉は1050度の高音で絵付け焼成を行います。
こうしてガラス化した釉の中に鮮やかな色彩を永久に閉じ込める技法「耀彩」により新しい九谷焼を誕生させました。
余談ですがプロゴルファーの石川遼選手が初優勝した時のトロフィーは三代 徳田八十吉の作品が贈られております。